30代以下の若い世代で半数近くが「歯の痛み」「歯の違和感」「口臭」のトラブル 日本歯科医師会
公益社団法人日本歯科医師会は、11月22日に「歯科医療に関する一般生活者意識調査」の結果を公表した。
これは全国の15歳〜79歳の男女10,000人を対象に実施した意識調査である。
2005年からほぼ隔年で実施しており今回で10回目になる。
結果の概要は以下の通り。
●口腔トラブルが及ぼす日常生活への影響
・歯や口の中のトラブルは、「集中力」「生活の質」「コミュニケーション」など日常生活全般に影響
●口腔トラブルによるプレゼンティーズム(※)の実態
・全体の約4割が歯や口の中のトラブルでパフォーマンス低下を実感、トラブルTOP3は「歯の痛み」「歯の違和感」「口臭」
・年代別では、特に30代以下の若い世代で半数近くがパフォーマンス低下を感じている
※本調査では、仕事のみならず家事、学業においても歯や口の問題が原因でパフォーマンスが低下する状態を「プレゼンティーズム」と定義。
●口腔トラブルの実態
・痛みや違和感は2〜3日だが、口臭は「1年以上」と答えた人が25.5%と多い
・口腔トラブルの対処法で「歯の痛み」(59.4%)、「歯の違和感」(46.6%)では歯科医療機関を受診が一番多いが、「口臭」は対策グッズを購入で対処が一番多く、歯科医療機関を受診する人は12.4%
・歯や口の中のトラブルによりパフォーマンス低下時に「周りの人に言いにくい」と感じる人が約4割。他人からの指摘より自分で思い悩む傾向があり、男性や若年層に多い
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10代〜30代の約半数が口腔トラブルでパフォーマンス低下を経験 日本歯科医師会