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ニュース・トピックス

世界の糖尿病患者が過去数十年で4倍、未治療の人々も3.5倍 WHO

第849号
NCD Risk Factor Collaboration(NCD-RisC)が世界保健機関(WHO)の支援を受けて実施した分析では、世界中で糖尿病を患う成人の数は8億人を超え、1990年以来4倍以上になっていると報告している。

この研究では、成人の世界的な糖尿病有病率が1990年から2022年の間に7%から14%に上昇。特に低・中所得国(LMICs)は最も大きな増加を経験し、糖尿病の罹患率が急上昇する一方で、治療へのアクセスは依然として低いままであると伝えている。
この傾向は世界的な不平等を招いている。2022年には、30歳以上で約4億5,000万人の患者(全成人糖尿病患者の約59%)が治療を受けずにおり、未治療の人々は1990年と比べると3.5倍に増加したことになる。これらの未治療の成人の90%はLMICsで生活している。

WHOは、急増する糖尿病の負担に対処するため、11月13日に、糖尿病に関する新たな国際的なフレームワークの枠組みも開始した。 この試みは、糖尿病の予防、ケア、アウトカム、影響の測定と評価について、各国に包括的なガイダンスを提供する重要なステップであると説明している。



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Urgent action needed as global diabetes cases increase four-fold over past decades WHO

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