9月17日は世界患者安全の日―WHO
WHOは毎年9月17日を「世界患者安全の日(World Patient Safety Day)」と定め、患者の安全性を高めるために市民の公衆衛生に対する意識の向上、患者、医療従事者、政策立案者などの協力の推進を啓発している。
今年のテーマとスローガンは下記のもので
【2024年度テーマ】
Improving diagnosis for patient safety
【2024年度スローガン】
Get it right, make it safe!
2024年度は患者の安全のために、正しく迅速な診断が極めて重要であることを強調している。
診断は患者の健康問題を特定し、必要な治療と看護を受ける鍵となる。診断ミスの原因としては患者の健康問題について正しく速やかな説明を確立できなかったことであり、これには、診断の遅延、正確ではない、もしくは見逃された診断、そして、その説明を患者に伝えなかったことが含まれる。
そして、診断の安全性は、医療従事者同士や医療従事者と患者との間のコミュニケーション不足など診断ミスへとつながる可能性のある方法の問題や、負担の増加、効率の良くないチームワークなど組織の問題の改善、臨床医のトレーニングと経験を向上、また疲労やストレスを軽減させることにより診断の安全性は大幅に増していく。
WHOは、診断の安全性を優先し、システムの強化、安全な診断経路を設計するための多面的なアプローチをし、全ての関係者と協力していく。
詳しい情報はコチラ
・【WHO】World Patient Safety Day, 17 September 2024: “Improving diagnosis for patient safety”