2023年3月7日に厚生労働省で開かれた、第45回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会において、4月から定期接種で使用可能となる9価HPVワクチンの接種回数を、15歳未満は2回とする方針を決めた。9価HPVワクチンは、子宮頸がんなどを防ぐためのHPVワクチンの中でも高い感染予防効果があるとされている。
9価HPVワクチンを2回接種する場合は、9歳以上15歳未満の女性が対象で、15歳の誕生日の前日までに1回目の接種を行ったうえで、5か月以上(通常6か月以上)あけて2回目を接種することとしている。
厚生労働省は今後、HPVワクチンに関するリーフレットを改訂したうえで、自治体や関係機関などへの周知を推進していくとしている。