厚生労働省は7月29日に、2021年簡易生命表を公表した。
これによると、男性の平均寿命は 81.47年、女性の平均寿命は87.57年となっており、いずれも前年をわずかに下回った。前年との差を死因別にみると、がんや肺炎、交通事故などによる死亡率が低下している一方で、老衰や新型コロナウイルス感染症（COVID-19）などの増加が平均寿命を縮める要因となった。
死因別死亡確率は、0歳では男女ともがん、心疾患の順で割合が高いものの、年齢が高くなるにしたがってがんの死亡確率が低下、男性は90歳、女性は75歳を超えたところで、心疾患の死亡確率ががんを上回る傾向がみられた。
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【厚生労働省】令和3年簡易生命表の概況
