6月24日、米最高裁判所はこれまでの人工妊娠中絶の合憲性を覆す判決を下しました。このいわゆる「中絶禁止法」に対し、米シンガーソングライターのビリー・アイリッシュが、英国の大規模野外音楽祭「グラストンベリー・フェスティバル」にメイン出演し、そこで抗議の声を表明したとのことです。
音楽祭当日に下ったその判決により、全米中の女性が中絶を選択できる憲法上の権利を失ったことについて同氏は、
“Today is a really, really dark day for women in the US”
(今日は米国の女性たちにとって本当に本当に暗い一日になった)
と語ったそうです。
意見はいろいろあっていいと思いますが、同音楽祭に史上最年少(20歳)でメイン出演を果たした同氏が、女性のために行動を起こしたその勇気に感動しました。 (大野聡)