Facebook Twitter LINE
ニュース・トピックス

編集後記【818号】

第818号

 今年3月に、国立成育医療研究センターが「コロナ禍で医療従事者のビタミンD欠乏が顕著―長期間の屋内生活が影響、免疫力低下と骨粗しょう症・骨折に注意が必要」とのプレスリリースを公開しました。これは2021年3月、新型コロナウイルス感染症患者受け入れ病院である同センターのハイリスク医療従事者361人を対象に行った調査によるものです。
 ビタミンDの欠乏は、免疫力を低下させる可能性があることと、屋内生活での運動不足(骨刺激不足)により骨粗しょう症への影響も懸念されると述べられています。インドア生活が長く続いている方は、適度な日光浴もしくはビタミンDの補充(食事、サプリメント、薬剤)が必要である可能性があるとのことです。
 わが身を振り返ると、コロナ禍で仕事・プライベートともに外出する回数は以前より激減し、日光を浴びる機会も減ったように思います。天気が良い日は、散歩などで適度に日光浴を行っていきたいと思いました。また、ビタミンといえば野菜! と思っていましたが、意外にもビタミンDは野菜には含まれていないということを最近知りました。文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)」によると、ビタミンDは、かつおの塩辛、あん肝、しらす干し、いくら、べにざけ、うなぎ蒲焼き、さんま、あじ…などの魚介類に多く含まれているようです。わりと身近な食材ですので、こちらも食生活に取り入れていきたいと思います。 (大野聡)



JFPA無料メルマガ登録をお願いいたします!

前の記事へ 次の記事へ

今月のページ

季節号・特集号

連載・コラム

バックナンバー