9月18日(土)に、秋田県秋田市の生涯学習センターと全国各地をオンラインで結び、第9回思春期ピアカウンセリング全国大会in秋田が開催された(主催=日本ピアカウンセリング・ピアエデュケーション研究会、本大会実行委員会、後援=本会ほか)。
この大会は2年に1度、思春期ピアカウンセラー®(ピアっ子)および養成者・支援者らが集い、交流と研修を通じて、思春期ピアカウンセリング活動の一層の向上に資することを目的に開催される。
全国12県から114名が参加した今大会のテーマは「わんダフルピアフラワー~ピアの花を全国に咲かせよう!~」。コロナ禍であってもオンラインでつながり、ピアフラワーを雄大に咲かせたいとの思いから考えられた。
大会は、開会式の後、エクササイズとして参加12県の「県花」をとりあげたクイズを行った。その後、各県ごとに地域の特色をアピールし、ピア活動の紹介などを行っていった。
午後は、1グループ4~5人でグループを作り、「ポストコロナを見据えたピア活動~今できること、これからしたいこと」をテーマに、各地で同じ志で活動している同世代の仲間と話し合う「ピアカフェ」が開催された。
本大会開催に向け、実行委員は参加者へ記念品を用意し発送したり、Zoomに関するテキストを購入し勉強会とテストを重ねたりと、入念に準備を進めたという。その成果もあってかWEB開催でありながらもピアっ子たちは楽しんで交流し、親交を深めている様子であった。
Zoomで交流する参加者たち
今大会は、北は青森県から南は沖縄県まで、全国各地からたくさんのピアっ子に参加していただきました。また全国大会に久しぶりに参加していただいた県もあり、ありがとうございました。2020年から全国で感染が拡大し始めたコロナの影響により、一時は開催が危ぶまれた全国大会ですが、日本ピアカウンセリング・ピアエデュケーション研究会代表髙村寿子先生をはじめ、私たちをずっと支えてくださった養成者および関係者のみなさん、そして全国から参加してくれたピアっ子の皆さんに支えられて、開催を迎えることができたことに感謝しています。
秋田ピアは、これまで全8回の思春期ピアカウンセリング全国大会に毎回参加してきました。そのこともあり2年前、次回の全国大会が秋田県で開催すると決定した時は、秋田のピアっ子は嬉しい気持ちでいっぱいでした。全国大会に向けて、秋田のピアっ子全員で、実行委員会を立ち上げ、会場やプログラムの企画など準備を進めていました。しかしコロナの影響により、以前までの全国大会のように全国のピアっ子が秋田に集まって宿泊する形での開催は難しくなってしまいました。しかし、感染拡大により自粛生活が続きいろいろなことが制限されている今だからこそ、「全国のピアっ子みんなとつながりたい、話し合いたい」という思いが大きくなり、開催方法を検討し、大会初となるオンラインでの開催となりました。
今大会のテーマは、「わんダフルピアフラワー~ピアの花を全国に咲かせよう!~」です。コロナ禍の中でピア活動がなかなかできなかった思いや、今、どんな活動をできるのか、コロナがおさまったらどんな活動をしていきたいかを全国各地のピアっ子との交流を通して夢を語り、その夢を栄養として、ピアっ子一人一人がピアへの思いをのせたピアの花、ピアフラワーを雄大に咲かせたいという思いがテーマに込められています。
全国のピアっ子と直接会うことができずとても残念でしたが、画面を通して皆さんと楽しい時間を共有できました。1日という短い時間ではありましたが、無事に開催することができ、嬉しく思っています。