厚生労働省は7月2日付で、日本産婦人科医会および日本産科婦人科学会に対し、人工妊娠中絶・流産手術の方法についての周知依頼を通知した(子母発0702第1号)。 世界保健機関(WHO)は、人工妊娠中絶・流産手術の方法として、器械的に子宮の内容物を除去する「掻爬(そうは)法」よりも、器械で吸い出す方法の「吸引法」が女性にとって安全だとして推奨している。通知では、そうした国際的な動向を踏まえて、吸引法を会員に対して周知するよう求めた。