厚生労働省が4日に発表した2020年の人口動態統計(概数)によると、出生数は84万832人で、前年から2万4407人の減少となり5年連続で過去最少を更新した。1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す「合計特殊出生率」も1.34(前年1.36)で5年連続で低下した。
死亡数は137万2648人(前年138万1093人)で11年ぶりに減少。死因別にみると、肺炎は7万8445人で対前年1万7073人の減少。新型コロナウイルス感染症は3,466人であった。出生数と死亡数の差である人口の自然減は、53万1816人(前年51万5854人)で14年連続の減少となった。
婚姻件数は52万5490組で、前年の59万9007組より7万3517組減少した。また、今年5月に同省が発表した21年1~3月の人口動態統計速報では、出生数(外国人含む)は対前年9.2%減の19万2977人となっている。