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ニュース・トピックス

「妊婦のワクチン接種利点大きい」新型コロナで学会提言

第807号

 日本産科婦人科学会と日本産婦人科感染症学会は5月12日、妊婦に対する新型コロナウイルスワクチン接種について、中・長期的な副反応などに関しては今後の情報収集が必要としたうえで、「現時点では世界的に接種のメリットがリスクを上回ると考えられる」とし、流行拡大の現状を踏まえて、妊婦をワクチン接種対象から除外しないとの新たな提言を公表した。
 特に人口あたりの感染者が多い地域や、重症化リスクが高い基礎疾患を合併している場合は積極的にワクチン接種するのが望ましいが、妊娠12週までは、偶発的な胎児異常の発生との識別に関する混乱を招く恐れがあるため、ワクチン接種は避けるべきと注意を促している。
 また、妊婦には母児管理のできる産婦人科施設などでのワクチン接種を推奨しており、「一人一人の背景が違うので、まずは産婦人科の主治医と十分に相談してほしい」としている。



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