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乳児における鶏卵・牛乳・小麦のアレルギー誘発用量が明らかに 国立成育医療研究センター

国立成育医療研究センターの研究グループは、乳児期の鶏卵・牛乳・小麦アレルギーにおいて、どのくらいの量を摂取すれば症状がでるのかという閾値(しきいち)について解析を行い、発表した。
本研究では、鶏卵(固ゆで卵白)・牛乳・小麦(うどん)のそれぞれの食物経口負荷試験で、食物アレルギーと診断された乳児を含む子どもを対象にデータ解析し、アレルギー症状の誘発用量を導き出した。

結果の概要は以下の通り

・乳児における鶏卵のアレルギー症状の誘発用量=ED05(eliciting dose)は28.6mg (ゆで卵白に換算すると約0.25g)、牛乳のED05は6.1mg (牛乳に換算すると約0.18mL)、小麦のED05は27.7mg (ゆでうどんに換算すると約1.1g)。
・特に乳児期では月齢が進むにつれED05が低くなる傾向を示し、アレルゲンとなりやすい食品を離乳期に開始するにあたっては、遅くなればなるほど安全域が低くなる可能性が示された。

注意:本研究の解析対象者は、すでに食物アレルギーと診断された乳児であり、すべてに当てはまる結果ではない。発症が疑われる子どもが実際に摂取を進める場合は、自己判断で開始をするのではなく、必ず医師の管理の下で行うこと。

詳細はコチラ
乳児における鶏卵・牛乳・小麦のアレルギー誘発用量が明らかに 〜乳児期の症状誘発リスクを検討した初めての報告〜 国立成育医療研究センター

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