妊娠中から考える お産のあとの あなたと赤ちゃんの健康
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●外陰部の消毒●性生活悪露が出る間は細菌感染による炎症が起こりやすいので、外陰部を清潔にしておく必要があります。退院して1週間ぐらいは、排尿時、    4排便時に消毒綿で外陰部を拭き、清潔に保ちます。洗浄便座を使う場合は後方から前方へ水が飛ばないように注意して、最後は必ずビデで前方から後方へ流してください。産後の1か月健診が過ぎ、経過が順調で、会陰部が痛まず、精神的にも性交が受け入れられるようになったら、性生活に戻れます。妊娠・出産によるホルモンバランスの影響、傷への不安、授乳や赤ちゃんの世話などの新たな緊張感から、この時期は性器の潤い不足による性交痛を起こしやすくなります。お互いに自分の気持ちを伝え合うとともに、一つの方法として※リューブゼリー(潤滑ゼリー)を利用することもお勧めです。※リューブゼリー に日本家族計画協会医学委員会が開発した、日本初の性交リー。水溶性なのでコンドーム痛を和らげるための潤滑ゼと併用もできます。1982年①②③①②③最初に中央①を、続いて、その外側②③の順に前側から肛門の方向に拭き下ろします。一拭きごとに消毒綿を取り替えます。外陰部の消毒法

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