妊娠中から考える お産のあとの あなたと赤ちゃんの健康
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②幼児期(1歳頃)③幼児期(2歳頃)④幼児期(3歳頃)⑤幼児期(4歳)になります。できたらほめる、失敗しても叱らないようにしていると、 いつの間にかできるようになるものです。夜のおむつが取れるのはまだ先です。◎むし歯予防に取り組みましょうむし歯ができやすい時期です。おやつの回数や時間を決める、仕上げみがきをする、フッ化物塗布を行うなど、むし歯になりにくい環境を整えましょう。甘味食品を食べ始めるとむし歯の原因菌が歯に付着しやすくなります。歯科医院を定期的に受診し口腔内の環境を整えていきましょう。◎まだまだ甘えたい時期ですお父さん、お母さんは笑顔でこどもを抱きしめてあげましょう。◎自己主張が始まります好き嫌い、自己主張、自分本位な要求をすることがあります。一方的に拒否しないで、まず耳を傾けて、 優しく対応しましょう。自分のことは自分でやりたがる時期です。ちゃんとできなくても、ちょっとだけ手を貸しながら、できることはやらせましょう。◎上手に叱りましょう危ないことやしてはいけないことについては、感情的にならず、なぜいけないのかを丁寧に伝えて、やめさせましょう。わかるようになったらほめてあげましょう。◎ 絵本を読んだり、お話ししてあげ◎食べること赤ちゃんは指をしゃぶったり、おもちゃを口に入れたりして遊びます。口の発達が促されますので、おもちゃなどは清潔にして与えましょう。9〜10か月頃になると、自分で食べたがるようになります。◎人見知りも成長の証拠人見知りは、こどもによって時期や程度はまちまちですが、家族と見慣れない人の区別ができるようになった証拠です。同じくらいの年の子と一緒にいる機会も、少しずつ作ってあげましょう。◎自我が芽生えてきます自分でできることが増えるにつれ、なんでも自分でやりたいという気持ちが芽生えてきます。思うとおりにできずに、泣いたり、怒ったり、大声をあげたりすることもありますが、うまくできたときはほめてあげて、やる気を育てましょう。ましょう1歳6か月頃になると、動物やものを指差して教えてくれるようになります。一緒に絵本などを見て遊んであげましょう。親子のふれあいの時間を増やし、言葉の発達を促すためにも、テレビ、DVD、スマートフォンやタブレットなどを長時間見せるのはやめましょう。◎ 生活リズムを整え、体をたくさん◎ 少しずつ、おむつを取る練習を始動かしましょう早寝早起きの生活にすると、こども自身も元気よく遊べ、親も余裕を持って楽しく子育てができるようになります。歩いたり走ったり、体を十分に動かして、いきいきと楽しめる機会を作ってあげましょう。◎遊びは危険のない場所で走ったり、体を動かしたりすることがますます好きになります。なるべく外遊びや友だちとの遊びの機会を作り、危険のない場所で自由に遊ばせてあげましょう。クレヨンなどでなぐり書きを楽しんだり、積木やブロックでなにか意味のあるものを作ったりして遊ぶようになってきます。一緒に遊んであげましょう。◎自立心が強くなります食事や着替えなど、自分ひとりでしたがるようになります。うまくできずに泣いて怒ることも多いのですが、少しずつほめながら、できることを増やしていきましょう。こわいことや、新しい体験に出会ったりして、お母さん、お父さんを求めてきたときには、だっこなどして優しく受け入れ、なぐさめてあげましょう。めましょう 「おしっこが出た」「うんちが出た」と言えるようになり、「出たら教えてね」という言葉も理解できるよう◎家族で食事を楽しみましょう家族そろった楽しい食事をとり、団らんの場を大切にしましょう。3歳になって乳歯が生えそろうと、かむ力も育ってきます。歯ごたえのある物もゆっくりかんで食べることに慣れさせていきましょう。口を閉じて、よくかんで、健やかな顎の成長発育を促していきましょう。◎友だちと遊ぶ機会を積極的に4歳頃になると、役割を持った「ごっこ遊び」(ままごと、ヒーローごっこ、自動車ごっこなど)を楽しむようになります。友だちと遊ぶ機会を積極的に作ってあげましょう。◎お手伝いしてもらいましょう家庭で、手伝いの役割を持つことは良いことです。食事の準備や調理など、できることを少しずつ手伝ってもらいましょう。◎良いところをほめてあげましょうこどもの良いところを探して、ほめましょう。忙しくても、おこさんの話に耳を傾けましょう。◎デンタルフロスをつかいましょう乳歯が生えそろうと、歯のかみ合わせの面だけでなく、歯と歯の間にもむし歯ができやすくなります。特に奥歯はデンタルフロスも使いましょう。              35

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