妊娠中から考える お産のあとの あなたと赤ちゃんの健康
36/64

①乳児期(1歳まで)育児の上で保護者の方に心得て頂きたい各時期のこどもの成長に合わせた育児のポイントを記したものです。ケーション1〜2か月頃の赤ちゃんが、おむつの汚れ、空腹以外で泣いたりぐずっているときは、だっこして十分なだめてあげましょう。赤ちゃんはお母さん、お父さんに抱かれると安心して泣き止みます。抱きぐせがつくと心配する必要はありません。6か月頃から夜泣きをする子がふえてきます。おなかがすいている様子があれば、夜中でも母乳やミルクをあげてかまいません。話しかけたり、抱いたり、ときには遊んであげたりすることも必要です。◎赤ちゃんはだっこが大好き赤ちゃんはだっこが大好きです。赤ちゃんがこわがったり、不安そうにしたりしているときは、だっこしてよくなだめて安心させてあげましょう。◎赤ちゃんに話しかけましょう3〜4か月になると、あやすとにっこり笑ったり、赤ちゃんから話しかけるような声を出したりするようになってきます。赤ちゃんの顔をのぞきこみ、話しかけて遊んであげましょう。◎ 泣くことは赤ちゃんのコミュニ育児のしおり          「体罰等によらない子育て」〜みんなで育児を支える社会に〜●ゆったりとした気持ちで 赤ちゃんの成長や発達は個人差が大きいです。ほかの赤ちゃんとの違いをあまり気にしすぎないようにしましょう。毎日の育児は、身体的にも精神的にも負担がかかります。お母さん、お父さんにとっても、心と体の健康が一番大切です。休養をできるだけとって、何より健康であるよう心がけましょう。● 体罰等によらない子育てのための具体的なポイント 子育てにおいて、しつけと称して、叩いたり怒鳴ったりすることは、こどもの心身の成長・発達にさまざまな悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。以下の点などを意識し、いろいろな人の力を借りながら、こどもを健やかに育みましょう。 ❶ こどもの気持ちや考えに耳を傾けましょう ❷ こどもの成長・発達は一人ひとり異なります ❸ 環境を整え、こどものやる気に働きかけてみましょう ❹ 良いこと、できていることを具体的に褒めましょう ❺ 親自身は自分なりのストレス解消法を見つけましょう●心配な時は相談を 健康診査は、赤ちゃんの健康状態を定期的に確認し、気になっていることを相談する機会です。特に1歳6か月と3歳の健康診査は全ての市区町村で実施しています。きちんと受診し、赤ちゃんのこと、育児のことでわからないこと、不安なことがあれば、遠慮せずに、医師、保健師、助産師などに相談しましょう。こども家庭センターや地域子育て相談機関、保健所、市町村保健センター等では電話相談も受け付けています。保健師、助産師、子育て経験者などによる家庭訪問や出産・子育て応援ギフト申請時の伴走型相談支援の面談等の機会も利用してみましょう。●共に子育てを 日本は、国際的に見ても、父親の家事・育児関連時間は低水準にあります。お父さんとお母さんがよく話し、二人で協力しあって育てていくという意識を持つことが大切です。    ■■■■CONTENTS■■■■①乳児期(1歳まで)②幼児期(1歳頃)③幼児期(2歳頃)④幼児期(3歳頃)⑤幼児期(4歳)⑥幼児期(5~6歳)34

元のページ  ../index.html#36

このブックを見る