妊娠中から考える お産のあとの あなたと赤ちゃんの健康
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●着せ方の目安2か月までは大人より1枚多く、 3か月では大人と同じくらい、4か月を過ぎたら大人より1枚少ないぐらいを目安に着せます。むやみに厚着をさせないで、室温に合わせて調節しましょう。衣類を着せるときは無理をせず、赤ちゃんの関節を持ってそっと着せてあげます。また、重ね着のときは、衣類の袖を先に通しておいて、一度に着られるようにしておくと手間が掛かりません。赤ちゃんの衣類は授乳や汗で汚れやすいので、1日に最低1回は着替えさせましょう。赤ちゃんが泣いたらまずおむつを見て、少しでも汚れていたらすぐに取り替えましょう。●上手なおむつ替え赤ちゃんは、股をM字型に開いているのが自然な状態です。この状態で足を自由に動かせるようにしてあげましょう。おむつ替えでは、お尻の下に手を入れておむつの出し入れをします。お尻を拭くときは、足をつかんでお尻を持ち上げると脱臼の原因になることがあるので、横向きにして行いま❸沐浴しょう。お尻はお湯でぬらしたタオルなどで拭き、乾かしてからおむつを当てます。局所の清潔と乾燥には十分気を配ってあげてください。赤ちゃんの沐浴は、体を温めるためよりも、清潔のためにあると思ってください。できるだけ赤ちゃんに負担が掛からないように、きれいにしてあげましょう。お風呂は毎日、同じ時間帯、それも日中の暖かいときに入れるのが理想です。家庭の事情で無理な場合は、夜でも構いませんが、哺乳後は避けます。時間は5分程度で十分です。それ以上になると赤ちゃんが疲れてしまいます。赤ちゃんは感染しやすいので、生後1か月までは専用のベビーバスを使用します。それ以後も、できるだけきれいなお湯につからせてあげましょう。湯加減は38〜40度です。           熱があるとき、機嫌が悪いとき、元気がないときは沐浴をやめましょう。沐浴をしない日は、汚れやすいお尻や首筋、脇の下などをお湯でぬらしたタオルで拭いてあげましょう。おむつ替え時間と湯加減沐浴を避けるとき退院後は、おむつ(布おむつなら30〜40枚、おむつカバー3〜4枚)、肌着5〜6枚、長下着2枚、長下着改良型2枚、ベビードレス4枚、帽子1個、アフガン(おくるみ)1枚、胴着1枚、ガーゼハンカチ約5枚、ベビー用バスタオル2〜3枚くらいを用意しておくと便利です。生まれた季節によって数や種類を調整してください。21

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