妊娠中から考える お産のあとの あなたと赤ちゃんの健康
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赤ちゃんとの暮らし❶環境❷衣類とおむつ生まれて間もない赤ちゃんは、自分で体温を調節することができません。部屋の温度は大人が寒過ぎず暑過ぎない程度に、湿度も適度に高く保つようにしてあげましょう。赤ちゃんの寝る場所は、直射日光が当たったり風が吹き付けたりしないところを選びます。また、ちょっとした衝撃で上から落ちてきそうな物は、近くに置かないように気を配りましょう。●夏場の注意扇風機の風は直接当たらない向きにして、壁や天井に一度当ててから赤ちゃんに流れるようにします。クーラーによる冷え過ぎにも気を付けましょう。●冬場の注意室内に洗濯物を干したり加湿器を使うなどして、暖房器具による部屋の乾燥に気を付け、1日数回は換気をしましょう。電気毛布、電気こたつは脱水ややけどの原因になるので、赤ちゃんに使用してはいけません。ベビーあんかや湯たんぽ(必ずカバーをする)は足先から●感染防止生後1か月ごろまでは、特に感染に注意が必要です。赤ちゃんの世話をするときは手を洗い、衣類、布団も常に清潔にしておきたいものです。風邪をひいた人との接触は避け、赤ちゃんのいる部屋でのたばこは厳禁です。赤ちゃんの敷き布団は、体が沈まない、やや硬めのものにします。掛け布団は室温によって毛布や布団で調節しますが、なるべく薄く掛けることを心掛けてください。室温が20度なら、肌着と上着を着せて毛布1枚で十分です。衣類やおむつの選び方、着せ方は、体の発育や健康に関わってきます。赤ちゃんが気持ちよく過ごせるものを用意しましょう。●衣服の選び方衣類は、皮膚の保護と保温が目的です。次の点に注意して選びます。吸い取る綿かウール・緩やかに手足が動かせるもの・新しい衣類は一度洗って着せるほど離しておきます。・ 材質は、吸湿性があり、汗をよく・ 肌触りがよいもの・ 洗濯しても形崩れしない丈夫なもの赤ちゃんの部屋寝 赤ちゃんの衣類        具 20 cm【ベッドのサイズ】長さ:約120cm 幅:約70cm柵の高さ:マットレスから約60cm床からの高さ:約60cm柵の間隔:約5cm(これ以上の間隔だと頭が挟まる危険あり)20赤ちゃんの寝る場所は、ベッド、布団を問わず、安全な場所を選びましょう。●明るくても直射日光が当たらないところ。できれば東南に窓のある部屋●窓にはカーテンを付ける●衝撃や地震などで上から物が落ちてこないところ●テレビから離れたところ ●ママがいつも見えるところに

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