妊娠中から考える お産のあとの あなたと赤ちゃんの健康
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❹代表的な避妊法● IUD (子宮内避妊具) P.18IUS (黄体ホルモン放出子宮内避妊システム)避妊の目的で子宮内に入れる用具を、子宮内避妊具といいます。特に銅付加IUDやIUSは効果が優れています。● コンドーム丈夫なラテックスゴムやポリウレタン製の袋を男性器にかぶせて、精液が外に漏れるのを防ぐ方法です。多くの性感染症に予防効果があり、正しく使用できれば比較的高い避妊効果があります。≪使用上の注意≫コンドームによる避妊に失敗する理由の多くは、間違った使用によるものです。以下の点に注意して、正しく使用することが大切です。・ペニスが十分勃起した状態で装着する・先端の精液だめの中の空気を十分に抜いて、ペニスの根● 不妊手術● ピル(経口避妊薬/OC)P.15黄体ホルモンと卵胞ホルモンの配合剤です。内服によって精子の子宮内への進入を防ぐ、排卵を抑える、受精卵の子宮内膜への着床を阻害する、などの効果により妊娠を防ぎます。元までかぶせる・ペニスを腟に挿入する前に必ず装着する・射精後は、コンドームを押さえながらすぐにペニスを抜き、コンドームを廃棄する・コンドームが破れたり、外れた場合は、緊急避妊法(19ページ参照)の使用を忘れないこと精液だめを押さえて空気を出す爪を立てず静かに巻き下ろす精子の通路となる卵管あるいは精管をふさぎ、受精を妨げる方法です。避妊効果は極めて高いものの、再び妊娠できる状態には簡単に戻せなくなります。母体保護法の規定により配偶者の同意を得る必要があり、同法の条件に合った場合にだけ受けられます。術後の卵巣や精巣から出るホルモン分泌に影響はなく、手術による合併症もまれです。14

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