妊娠中から考える お産のあとの あなたと赤ちゃんの健康
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ママの食事管理妊娠中はもちろんですが、産後も体の回復のためには十分な栄養をとることが大切です。偏った食事は肥満のもとにもなるので、バランスのよい食事を心掛けましょう。特に良質のタンパク質(白身魚、肉類、卵、豆類など)、ビタミン(野菜、果物)、カルシウム(牛乳)、鉄分(大豆、かつお、ほうれんそう、小松菜など)を多くとりましょう。母乳育児の場合には、いつもの食事より350キロカロリー多めにとることが必要です。そのため3食以外にを増やすことも考えましょう。母乳の出をよくするためには牛乳、スープなどによる水分補給もよいでしょう。産後は妊娠前より数㎏体重が増       AQ   AQ えるのが普通です。母乳が十分に出ている場合は半年くらいで元の体重に戻るのが理想ですが、1年以上たっても戻らない場合は、栄養のとり過ぎと運動不足が大きな原因です。妊娠中、授乳中は、栄養を十分にとる必要がありますが、その後もたくさん食べる癖が残らないように注意しましょう。母乳の出が悪くて混合栄養す。母乳の出を見ながら、適度な栄養と運動を心掛けるようにしてください。食生活の注意点母乳と食事産後の肥満なんでもQ&A母乳の味はママの食べたものによって変化します。赤ちゃんは微妙な味の違いを感じ取って、母乳がまずくなると飲むのを嫌がったり泣いたりして訴えます。授乳中はスナック菓子やケーキのように油脂や糖分が多いものや、清涼飲料水、ファストフードは控えましょう。味付けや調味料にも気を配り、香辛料などの刺激物も控えましょう。たばこやアルコールはもちろん禁止です。好き嫌いなくバランスのよい食事をとり、赤ちゃんにおいしい母乳を飲ませてあげましょう。粗食だった時代は産後に栄養価の高いごちそうを食べさせる習慣がありました。しかし、栄養状態のよい現代人が祝い膳のような豪華な食事を毎日食べていては、栄養過多になってしまいます。良質な母乳のためには、ご飯とみそ汁に野菜料理や魚料理など、薄味で胃にもたれない調理法の和食などがベストです。特に産後数日は、母乳が活発に作られても排乳が追いつかないと乳房が張ってつらくなるので、栄養価の高いものは控えた方がよいでしょう。一度に少量しか食べられなければ、食事の補助になるもので間食をしましょう。おにぎりやのり巻き、水分補給を兼ねたみそ汁やスープのような汁物がお薦めです。食生活に関心を持つことは赤ちゃんの離乳食や食育にもつながる大事なことですが、料理が苦手だからと諦めないことと、がんばり過ぎないことが大切です。凝った料理を作らなくても、みそ汁にいろいろな野菜を入れて具だくさんの一品にしたり、電子レンジで魚や鶏肉に火を通してポン酢やめんつゆをかけたり、簡単に作れる方法はあります。焼肉が食べたくなったら韓国式焼肉店にして、野菜料理やスープと共に、肉は野菜で包んで数を控えればよいでしょう。コンビニを利用するなら、お弁当ではなく、おにぎりとみそ汁と野菜の総菜や豆腐を選んでください。市販の総菜や外食を取り入れながら、栄養バランスのよい献立を選択できる力を身に付けましょう。ママの食事は母乳に影響するのですか。食が細いので、病院食も全部食べられませんでした。母乳のためには栄養価の高いものをたくさん食べなくてはいけませんか。料理が苦手で、バランスのよい食事を作り続ける自信がありません。バランスのよい食事を減減ららささなないいとと太太っっててししままいいままはは、、そそのの後後のの摂摂取取カカロロリリーーををやや人人工工栄栄養養にに切切りり替替ええるる場場合合10時、15時、小夜食など、食事の回数11QA

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