お知らせ

  • 【大切なお知らせ】夏季発送業務について

    下記の期間は発送業務をお休みします

    8月7日(金)~8月17日(月)

    -・-・- この期間の配送について -・-・-・-

    在庫状況や悪天候等により納品が遅れる場合もございますのでご了承ください。

    本会に直接お電話・FAXでご注文いただいた場合も同様となります。

    ご不便をおかけいたしますがご理解の程よろしくお願い申し上げます。

  • 2026年度健やか親子21全国大会(母子保健家族計画全国大会)

    本会会長表彰推薦調書推薦調書はこちらからダウンロードください

    ▶全国大会推薦調書

  • 2026年1月19日 スリーウェイケアバッグについて価格表記の訂正とお詫び

  • 本会研究倫理審査申請書はコチラからダウンロードください

    ▶研究倫理審査申請書

  • 最新版はコチラをご覧ください

    ▶「2025年 最近の母子保健を取り巻く状況」PDF

ダイジェスト

  • 学び直しの機会 女性が低い傾向に ―令和8年版内閣府男女共同参画白書―

     7月10日、「令和8年版内閣府男女共同参画白書」が公表された。  今回の特集テーマは「仕事や職業キャリアに関する女性の学び直し・暮らしを充実させる男性の学び直し」と題し、政府が行った調査結果をもとに多様な学び直しの促進の重要性と その支援の在り方について考察している。 ●社会のデジタル化に対しては、年齢とともに、女性の方がデジタル化の変化に適応できないと感じる割合が高くなる。 ●職業訓練・自己啓発をした者の割合は、年代別にみると20代後半から男女差が生じ、いずれの年代も女性の方が低い。一方、男性は女性に比べて、孤独や社会的孤立に陥りやすい傾向がある。 ●内閣府の実施した意識調査では、学ぶ意欲があっても、経済的事情、時間的制約、情報不足などによって、行動に移せていない者も少なくないことが明らかになっている。また、学び直しへの障壁は男女によって傾向に差がみられた。  意欲持っているにもかかわらず直面してしまう学び直しへの障壁を解消するには、行政等による環境整備も重要と白書は解説している。 詳しくはコチラ ▶男女共同参画白書 内閣府男女共同参画局

  • 月経管理アプリ『ルナルナ』の大規模データから明らかになった、BMIと月経周期との関連性 国立成育医療研究センター

     7月8日、国立成育医療研究センター女性の健康総合センターの研究グループが、大規模データを用いて、体格指数(BMI)と月経周期の規則性を明らかにした。  月経周期は、妊娠に関する機能や内分泌系の状態を知ることができる健康の指標の一つでありながら、BMIと月経周期および月経異常の関連を評価した研究成果は限られていた。そこで、同研究グループは、月経管理アプリ『ルナルナ』利用者の大規模コホートデータから、「現在のBMI」と「同一個人内でのBMIの変化」の両面で検討した。  その結果、現在のBMIと月経周期の関連については、標準BMI(18.5~22.9)付近でも最も安定しやすく(延長しにくい)、標準BMIと比較して低いまたは高いと不安定になりやすい(延長しやすい)ことが確認された。  月経異常についても、BMIが標準範囲を外れるほど増加し、やせ(BMI15.0~18.4)で無月経、肥満(BMI23.0~35.0)で無月経と稀発月経との関連が示された。  また、同一個人内でのBMIの変化においては、標準BMIから過体重/肥満への移行で月経不順が起こりやすい関連がみられ、過体重/肥満から標準BMIへの移行では月経不順が起こりにくい関連がみられた。 ▶詳しくはこちら標準BMIを保つことは月経周期の安定につながる~月経管理アプリ『ルナルナ』大規模データで明らかに~|国立成育医療研究センター

  • 「独り好き」が心の健康に及ぼす影響とは? 東京都健康長寿医療センター

      6月24日、東京都健康長寿医療センター研究所の研究グループによる、独り好き傾向と心の健康との縦断的関連を検討した調査結果が公表された。  調査は、2021年と2023年の2時点で行われ、対象者は地域在住高齢者391人であった。  この調査結果の分析から、独り好き傾向と心の健康の時間的関係(どちらが先行しやすいか)と、その経路が明らかになった。 【研究によって示された関連性】 ●独り好き傾向の高さは、将来の抑うつ傾向の悪化に直結しないものの、将来的に人とのつながりが狭くなることとの関連が認められた。この「他者とのつながりの減少」は、将来の抑うつ傾向の悪化に関連していた。 ●人とのつながりが狭くなることは、その後の独り好き傾向の高まりとも関連していた。さらに、独り好き傾向が強いほど、将来的に人付き合いの煩わしさが高くなる傾向がみられた。 ●ウェルビーイング(心の元気さ・充実感)についても、抑うつ傾向とおおむね同様の傾向がみられた。しかし、抑うつ傾向とは異なり、調査開始時に独り好き傾向が高い人では、その後のウェルビーイングの低下と直接関連していることが示された。  同研究センターは、独り好き傾向が高い人であっても、心の健康を保つためには、無理のない形で社会や他者とつながり続けられる環境づくりや支援が重要であるとしている。 詳しくはコチラ ▶どのように「独り好き」は心の健康と関係するのか?―縦断研究で背景にある経路を検討―東京都健康長寿医療センター

  • 国立がん研究センター「科学的根拠に基づくがん予防法5+1」刷新 ~飲酒についての推奨は「ひかえる」に~

     2026年6月、国立がん研究センターを中心とした研究班が「科学的根拠に基づくがん予防法5+1」の内容を更新した。最新のリスク評価結果と国の方針に基づいて、日本人に最適ながん予防法をまとめたものである。 今回、お酒と体重に関するリスク評価の更新に伴い、その対応策も変更された。少量の飲酒でもがんのリスクを高めることが研究で示されたことから、推奨される内容が「節酒する」から「飲酒をひかえる」となった。 また、BMIが高くなるほどリスクが段階的に上昇するがんがあることを踏まえ、男性でのBMIの推奨上限が27から25に変更された。  各リスク要因別の推奨内容は下記のとおり 【たばこ】●たばこは吸わない/●他人のたばこの煙を避ける【お酒】●飲酒をひかえる【食生活】●減塩する/●野菜と果物不足にならないようにする/●熱い飲み物や食べ物は冷ましてからとる【身体活動】●日常生活を活動的に過ごす【体重】●体重(BMI)は適切な範囲内にする【感染】●感染の検査や予防接種を受ける (国立がん研究センター「科学的根拠に基づくがん予防法5+1」リスク要因別の推奨より) ▶詳しくはこちら 国立研究開発法人国立がん研究センター

  • 10年連続減・過去最少 出生数67万1,236人 厚生労働省

     6月3日、厚生労働省が令和7(2025)年人口動態統計(概数)を公表した。  出生数は67万1,236人となり、10年連続減少、過去最少を更新した(対前年で1万4,937人減少)。対前年増減率は-2.2%となり、近年の傾向に比べて緩やかな減少であった。  一方で、年齢30~34歳の母親の出生数に増加がみられた。  このほか下記のとおり。 ●自然増減数は91万8,253人。19年連続で減少。 ●死産数は1万5,331件で、昨年より増加。 ●死亡数は、158万9,489人で5年ぶりに減少となった。 ●死因の順位では、第1位が悪性新生物<腫瘍>(23.8%)、次いで心疾患(13.9%)、老衰(13.5%)、脳血管疾患(6.3%)であった。 詳しくはこちらから ▶令和7(2025)年人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省

  • 同居していても心は一人――「家庭内孤立」とは  東京都健康長寿医療センター

     同居家族がいるのに、家族と交流を持てていない高齢者が存在する。東京都健康長寿医療センター研究所・村山洋史研究部長らの研究チームは、そのような状況を「家庭内孤立」として提唱し、精神的健康との関連を調べた。    同居者がいる人のうち、平日・週末休日いずれも同居家族との会話時間が1日15分未満で、かつ家の中で一人で過ごすことが多い人を家庭内孤立ありとし、年代が高いほど割合が高く、おおむね女性より男性の方が高い傾向がみられた。  家庭内孤立している人はしていない人に比べて、主観的健康感、うつ状態、ウェルビーイング、孤独感のいずれも不良であり、また独居者と比べても精神的健康が不良な傾向がみられた。  家庭内孤立の存在は、個人の経験として語られることはあっても、その実態や健康との関連性はこれまで明らかにされていなかった。従来の孤立対策では、独居者や家庭外の交流が少ない人に注目が集まりやすく、家族と同居している人の孤立は支援の対象として見落とされてきたが、家庭内孤立という概念が提唱されたことにより「同居している家族がいるから大丈夫」ではないことが浮き彫りとなった。  そのため、地域包括センター、自治体、医療・介護・福祉の専門職などが同居の有無だけではなく、家庭内での交流に目を向けることも重要であると研究チームは述べている。 ▶詳しくはコチラ <プレスリリース>「同居家族がいるから安心」とは限らない 家庭内孤立と精神的健康の関連を解明|研究成果|地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター研究所

  • 「麻しんの発生に関するリスク評価等について」報道発表資料 厚生労働省

     4月13日、麻しんの流行を受けて、厚生労働省が報道発表をした。  2026年に入り、日本国内における麻しん(はしか)の報告件数は増加している。1月からの発生報告数は、2020年以降最多となる197件に上る。海外では依然として流行が続いており、諸外国での感染と推定される事例のほか、日本国内での集会・イベント等での二次感染を含む感染伝播も発生している。  このような状況を踏まえ、同省では、医療機関や海外渡航者への地方自治体を通じた注意喚起や、予防接種のより積極的な推進等の周知が行われた。4月10 日には、国立健康危機管理研究機構(JIHS)において、わが国における麻しんのリスク評価を実施・公表した。  また、同省ホームページでは、麻しんに関する啓発資料のほか、詳しい情報も掲載している。 ▶詳しくはこちら 麻しんの発生に関するリスク評価等について|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/001689927.pdf 麻しん(はしか)|厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html ▶JFPAのおすすめ教材 『予防接種手帳』リニューアルしました!

  • 第30回松本賞 百枝幹雄氏(東京都)に受賞決定

    百枝幹雄氏(社会福祉法人恩賜財団母子愛育会 総合母子保健センター 愛育病院院長)  日本家族計画協会の故松本清一元会長の名を冠した顕彰制度で、わが国におけるリプロダクティブ・ヘルスの分野において活躍している第一人者に対し、その功績を讃えて贈呈する「松本賞」。その第30回選考委員会が3月26日に開催された。 当日は、選考委員会委員ならびに過去の受賞者のうち故人などを除く30名を推薦人として、推薦された候補者の功績調書をもとに、厳正な審査が行われ、社会福祉法人恩賜財団母子愛育会・総合母子保健センター・愛育病院院長である百枝幹雄(ももえだ みきお)氏(67歳)の受賞が決まった。これで受賞者数は42名。内訳は医師39名、看護職3名となった。 選考委員会は、石渡 勇(日本産婦人科医会)、小西郁生(日本産科婦人科学会)、吉村𣳾典(日本生殖医学会)、高松 潔(日本女性医学学会)、勝部まゆみ(ジョイセフ)、北村邦夫(本会)(敬称略)から構成されている。  百枝氏の最大の功績は、子宮内膜症および月経困難症における革新的な治療薬開発への多大な貢献である。第29回本賞受賞者の原田省氏と共に、医学専門家としてルナベル、ディナゲスト、ルナベルULD、ヤーズ、ヤーズフレックス、ジェミーナ等の臨床応用に深く参画。これにより、我が国におけるOC(経口避妊薬)・LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)の普及を劇的に進め、女性医療の選択肢を大きく広げた。また、その知見を活かして、子宮内膜症取り扱い規約やOC・LEPガイドラインの作成委員も務めた。 また、医療現場や学会活動に留まらない、社会の仕組みを変えるための啓発活動にも注力。学会活動のみでは社会の疾患理解が不十分であるとの強い信念から、12年にNPO法人日本子宮内膜症啓発会議(JECIE)を設立し、理事長に就任。関連学会、企業、行政、メディアを横断的に統合した社会啓発活動を牽引した。その成果は、女性活躍社会を支える「ウイメンズヘルス」の重要性の認知拡大へと繋がり、政府の「女性版骨太の方針」に多くの施策が盛り込まれる原動力となった。 現在は、愛育病院院長として周産期医療の高度化に取り組む傍ら、プレコンセプションケアや産後ケアなど、現代日本が直面する課題に対するウイメンズヘルスの充実に尽力している。日本産科婦人科学会代議員、日本エンドメトリオーシス学会理事・顧問、JECIE理事長などの要職を歴任。臨床・研究・社会啓発、そして病院経営のすべてにおいて、女性の生涯にわたる健康支援(SRHR)の向上に捧げてきた卓越した功績が、松本賞に極めて相応しいと高く評価された。 【受賞者について】  百枝幹雄氏 1984年に東京大学医学部医学科を卒業。卒業後、同大学医学部附属病院産婦人科にて研修を開始した。研修医時代より、第10回本賞受賞者である武谷雄二東京大学名誉教授のもとで、子宮内膜症を中心とする生殖内分泌学の研究に従事。東京大学において医学博士号取得後、92年から2年間、米国国立衛生研究所(NIH)へ留学し、専門性を深めた。帰国後、東京大学医学部附属病院講師を経て、2010年に聖路加国際病院女性総合診療部部長に就任。同院副院長として臨床・経営の両面で手腕を振るった後、22年より社会福祉法人恩賜財団母子愛育会 総合母子保健センター 愛育病院院長を務め、現在に至る。

  • はたがや日和~JFPA相談室へようこそ~【865号】

    思春期・FP相談LINE/避妊のためのピル&アフターピル相談室 相談員 笛田 恵子  朝、相談電話の留守電を解除すると待っていたかのように電話がかかってきました。「はい。ピル、アフターピル(注:緊急避妊薬)の相談室です。ご相談ですか?」と応答すると、「昨日アフターピルを飲んだのですが、24時間後くらいで飲んだので大丈夫ですよね」との相談でした。 「72時間以内でしたら効果は期待できますよ」と答えると「飲んでも何ともなくて、気持ち悪くもないし、頭も痛くないし…」と。できることはしたので、出血を待つようにと伝えました。すると一緒にピルも1シート渡されたが何時から内服すれば良いのかとの質問もありました。「緊急避妊をゴール」にしない医療機関なら、医師もしくはスタッフから服用時期の説明があったのでは? 尋ねたところ「確かにその時に先生が言ったけど、内容は何も覚えていないんです」との返答でした。もう緊急避妊のことで頭がいっぱいだったようです。 そこで ①アフターピルを服用した翌日(今日)から開始する。(避妊効果が最短の1週間で戻る) ②出血当日から内服開始する。(出血を待つ間の避妊なしの性行為は再度緊急避妊) ③始めようと決心した日から内服開始する(服用開始+1週間までは避妊効果なし)―以上の3つの内服方法があり、①と③では避妊効果が出る時期があるので、他の避妊方法との併用が必要であることも説明し、ご自身の性交頻度を考え決めるようお話ししました。 2年前に1年間程ピルを内服した事があったけれど毎日内服する面倒さに中止してしまったが、確かにピル内服中は飲み始めこそ不快感はあったものの、その後は特に問題なく、むしろ出血量が少なく生理痛も無く楽だったとも話してくれました。その時の記憶で、服用しても体調に変化がないことが、効果への不安材料になったようです。ピルは内服したり中止したりを繰り返すと血栓症の危険性が高くなるので、避妊が必要なら、継続することが大事であることをお話しし、内服再開をお勧めしました。 気が動転していて、医療機関でのやり取りが頭に入ってこない状況も理解できます、そして、科学的な情報で納得できれば安心して服用、継続ができる、迷って電話してきてくださった方の背中を押せるのは、私たちならではの力の見せ所なのだと思います。 「ところで、いつもの避妊方法は?」と問うと、「いつものパートナーは必ずコンドームを装着してくれるので大丈夫です。今回は相手が違って、コンドームも持ってなかったんです」との返答。その状態では性感染症の危険性もある事と、コンドームは性感染症の予防には有効だが避妊には心配が残ることも説明しました。 緊急避妊がきっかけで、これからの避妊と性感染症予防も考え直す機会になったばら、「経験にマイナスなしだよ!」そう思いながら、受話器を置きました。 2026年2月2日より研修を受けた薬剤師が勤務し、ユーザーに十分配慮された環境が整えられた薬局でも緊急避妊薬が購入出来るようになり、報道で知る機会もあったせいか、緊急避妊薬に関する電話相談も増えてきました。私たちの役割もまた増えることになりそうです。

  • 自治体職員の休復職対応に生かせる「業務遂行レベルに着目したメンタルヘルス対策」とは

    自治体職員の休復職対応に生かせる「業務遂行レベルに着目したメンタルヘルス対策」とは

    今回は、過去に掲載した記事の内容も踏まえて、自治体におけるメンタルヘルス対策の現状と課題、そして課題解決の一助となる「業務遂行レベルに着目した新しいメンタルヘルス対策(通称:高尾メソッド)」について、紹介したい。 ※一部再編集したものです <地方公務員のメンタルヘルス不調による長期休務者は増加傾向に>地方公務員安全衛生推進協会が毎年実施している「地方公務員の健康状況等の現況調査」によると、令和6年度における精神及び行動の障害による長期病休者率(10 万人率)の推移は、前年から増加して2,372.9人で、15 年前(平成 21 年度)の約 2.1 倍であった(図1)。一方で、自治体のメンタルヘルスに関する計画の策定状況は、わずか2割程度にとどまる(策定済みの自治体:379、未策定の自治体:1,409)。理由には、「策定のための人員・予算の確保が困難」が一番に挙げられるが、他にも「盛り込むべき内容がわからない」「策定するための手順がわからない」などがある(図2)。事前にメンタルヘルス対策の運用方法が決まっていないケースに加え、運用方法が決まっていても、復職支援がうまくいかず休職を繰り返す職員の対応に追われている自治体も多くあるのではないだろうか。 <図1>主な疾病分類別長期病休者数(10万人率)の推移 参考:一般財団法人地方公務員安全衛生推進協会【令和7年】地方公務員健康状況等の現状の概要(令和6年度の状況)より作図 https://www.jalsha.or.jp/tyosa/result/ <図2>令和4年度地方公務員のメンタルヘルス対策に係るアンケート調査(総務省) 【概要】全地方公共団体(1,788):都道府県(47)、指定都市(20)、市区(795)、町村(926)対象:首長部局 参考:総務省 令和4年度地方公務員のメンタルヘルス対策に係るアンケート調査結果より作図 <業務遂行レベルに着目した新しいメンタルヘルス対策>これからのメンタルヘルス計画の策定や運用の見直しにおける、新たな視点として着目されているのが「業務遂行レベルに着目したメンタルヘルス対策(通称:高尾メソッド)」である。過去20年以上にわたるメンタルヘルス対応の研究と実践から、岡山大学の産業医グループである高尾総司氏が、メンタルヘルス対応を「医療的管理」の視点でなく、人事総務や上司が行うべき通常の「業務的管理」の視点から整理し直したものである。 <従来のメンタルヘルス対策の課題> 従来のメンタルヘルス対策の多くは、上司に「うつ病」の知識・対応方法を教えるなど、「医療的アプローチ」に基づいたものであり、以下の3つの問題点が考えられる。 ⑴対応を要する社員の「業務遂行レベル(仕事をさせられるかどうか)」ではなく「疾病レベル(病気かどうか)」に着目しがち「医療的アプローチ」をベースとする場合、就業規則よりも医療的判断が結果的に優越してしまう。そのため、メンタルヘルス対応のかじ取りを社内医療職や主治医に任せるほかなく、人事総務担当者として明確な判断指針に基づき、自信を持って対応するということが難しくなってしまう。⑵対応を要する社員への配慮にのみ着目するため、上司や周囲の負担が考慮されない上司はその社員の対応に追われ自身の業務が後回しになり、周囲もバックアップに追われるなど、部署全体のパフォーマンス低下に影響しているケースも少なくなく、その従業員を治すことを最優先するという「部分最適化」になりがちになってしまう。 ⑶リスクマネジメントの観点からも極めて脆弱対応を要する社員は出社していても戦力としてはカウントできないような状況が起こり、再び悪化してしまった場合の対処法にも困難が生じる。例えば、復職の場面で、人事や上司から見ればいまだ療養不十分と感じられる状況でも、主治医診断書の内容に基づきその従業員の要求通りに復職させてしまうようなケースがある。このような場合に、早期に悪化した際の責任がどうなるかが事業者側としては気になるところだが、苦労して対応していても事業者側に法的な責任が生じてしまう*1など、十分な検討なく「医療的」な考え方を職場に持ち込んでしまった結果、事業運営リスクに医療リスクを上乗せしたような、リスクマネジメント的には極めて管理不良な状況になってしまう。*1全国労働基準関係団体連合会編、人事・労務管理シリーズ-過重な労働と時間管理編-、労働調査会、p.190-192、2006. <療養から復職支援まで自動的に運用>高尾メソッドは、上記で解説した従来のメンタルヘルス対策の課題を解消すべく、「職場は働く場所である」の大原則に基づき、メンタル不調者の対応を特定の手順、書式シナリオなどを整えて適切な運用をしている。大原則とは、①通常勤務ができているかどうかを判断する ②通常勤務ができていないと判断した場合は休ませる ③配慮的通常勤務は慎重かつ限定的に行う-である。これらの原則を基に療養から復職支援までの手順・様式を提示、また面接シナリオも用意しているため、人事労務担当者が自動的に運用することができる(詳細は下記の資料を参考)。 <自治体における展開>高尾メソッドは決して職員を「辞めさせるため」のものではなく、「しっかりと働いてもらうため」の手法であり、直近の全国の自治体を対象とした調査ではおおよそ2割程度の自治体で、すでに認知されるようになっている。また、安全と健康フォーラム第127号では、いわゆる「リハビリ出勤制度」を廃止した埼玉県志木市のインタビュー(廃止した真の狙い)を紹介している。他にも吉備中央町・玉野市・赤磐市でのモデルケールに加え、立川市などの自治体にて採用されている。 <自治体に特化したメンタルヘルス対策を>日本家族計画協会では、「自治体職員のメンタルヘルス」に着目し、担当者向けセミナーや情報提供を行っている。そこで本会では、高尾メソッドを活用した自治体におけるメンタルヘルス対策の仕組みづくりから運用・対応までを習得できる研修会を開催しています。「メンタルヘルス対策の運用が分からない」「運用を見直したい」自治体はもちろんのこと、「今は休職者がいないから問題ない」と思っている担当者の方も、今のうちに運用方法を決めておくことで、休職者が出た際にスムーズに対応することができます。他の自治体担当者とのディスカッションやワークを通じて明日から使える対策を学びたい方は、ぜひご参加ください。 ▼第3回自治体向けメンタルヘルス対策セミナー(2025年5月15日~16日)https://jfpa.manaable.com/login/5fcece83-0bc0-4d79-ac49-f697eb0d26bc/detail 高尾メソッドに関する参考資料はこちらから 安全と健康フォーラム(2022年8月号から連載中:全9回予定):以下はインターネットからアクセス可能 第122号 第123号 第124号 第125号 第126号 第127号 第128号 第129号 第130号(https://www.jalsha.or.jp/pub/pub01/) ビジネス・レーバー・トレンド(https://www.jil.go.jp/kokunai/blt/index.html) 2011年7月号 2012年5月号 2014年9月号 2015年9月号 2019年1−2月号 2021年12月号  ※本記事は2024年6月11日に健康チャンネルで公開された「第1回自治体向けメンタルヘルス対策セミナー開催にあたり「業務遂行レベルに着目したメンタルヘルス対策」について講師がまるっと解説!」の内容を一部再掲したものになります。 【今なら職場のメンタルヘルス対応のキホンが無料で学べる!!】第3回自治体向けメンタルヘルス対策セミナーの開催を記念して、職場でのメンタルヘルス対応について、業務的な視点から整理し直しどのように対応していくべきか、高尾メソッドの一部を無料で動画公開します。 【動画の内容】(15分程度)・二つの健康管理(業務的健康管理と医療的健康管理)・業務遂行レベルに着目したメンタルヘルス対策について ▼お申込はコチラから(2026年4月30日まで)https://jfpa.manaable.com/login/7c7f449c-6a69-463b-a16b-e1a863440953/detail ※ただし、5月15日~16日に開催される「第3回自治体向けメンタルヘルス対策セミナー」の開催要項を事前にご確認の上、内容に関心のある方(受講を検討いただける)のみ無料動画のお申込みをお願いします。

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  • 自治体職員の休復職対応に生かせる「業務遂行レベルに着目したメンタルヘルス対策」とは

    自治体職員の休復職対応に生かせる「業務遂行レベルに着目したメンタルヘルス対策」とは

    今回は、過去に掲載した記事の内容も踏まえて、自治体におけるメンタルヘルス対策の現状と課題、そして課題解決の一助となる「業務遂行レベルに着目した新しいメンタルヘルス対策(通称:高尾メソッド)」について、紹介したい。 ※一部再編集したものです <地方公務員のメンタルヘルス不調による長期休務者は増加傾向に>地方公務員安全衛生推進協会が毎年実施している「地方公務員の健康状況等の現況調査」によると、令和6年度における精神及び行動の障害による長期病休者率(10 万人率)の推移は、前年から増加して2,372.9人で、15 年前(平成 21 年度)の約 2.1 倍であった(図1)。一方で、自治体のメンタルヘルスに関する計画の策定状況は、わずか2割程度にとどまる(策定済みの自治体:379、未策定の自治体:1,409)。理由には、「策定のための人員・予算の確保が困難」が一番に挙げられるが、他にも「盛り込むべき内容がわからない」「策定するための手順がわからない」などがある(図2)。事前にメンタルヘルス対策の運用方法が決まっていないケースに加え、運用方法が決まっていても、復職支援がうまくいかず休職を繰り返す職員の対応に追われている自治体も多くあるのではないだろうか。 <図1>主な疾病分類別長期病休者数(10万人率)の推移 参考:一般財団法人地方公務員安全衛生推進協会【令和7年】地方公務員健康状況等の現状の概要(令和6年度の状況)より作図 https://www.jalsha.or.jp/tyosa/result/ <図2>令和4年度地方公務員のメンタルヘルス対策に係るアンケート調査(総務省) 【概要】全地方公共団体(1,788):都道府県(47)、指定都市(20)、市区(795)、町村(926)対象:首長部局 参考:総務省 令和4年度地方公務員のメンタルヘルス対策に係るアンケート調査結果より作図 <業務遂行レベルに着目した新しいメンタルヘルス対策>これからのメンタルヘルス計画の策定や運用の見直しにおける、新たな視点として着目されているのが「業務遂行レベルに着目したメンタルヘルス対策(通称:高尾メソッド)」である。過去20年以上にわたるメンタルヘルス対応の研究と実践から、岡山大学の産業医グループである高尾総司氏が、メンタルヘルス対応を「医療的管理」の視点でなく、人事総務や上司が行うべき通常の「業務的管理」の視点から整理し直したものである。 <従来のメンタルヘルス対策の課題> 従来のメンタルヘルス対策の多くは、上司に「うつ病」の知識・対応方法を教えるなど、「医療的アプローチ」に基づいたものであり、以下の3つの問題点が考えられる。 ⑴対応を要する社員の「業務遂行レベル(仕事をさせられるかどうか)」ではなく「疾病レベル(病気かどうか)」に着目しがち「医療的アプローチ」をベースとする場合、就業規則よりも医療的判断が結果的に優越してしまう。そのため、メンタルヘルス対応のかじ取りを社内医療職や主治医に任せるほかなく、人事総務担当者として明確な判断指針に基づき、自信を持って対応するということが難しくなってしまう。⑵対応を要する社員への配慮にのみ着目するため、上司や周囲の負担が考慮されない上司はその社員の対応に追われ自身の業務が後回しになり、周囲もバックアップに追われるなど、部署全体のパフォーマンス低下に影響しているケースも少なくなく、その従業員を治すことを最優先するという「部分最適化」になりがちになってしまう。 ⑶リスクマネジメントの観点からも極めて脆弱対応を要する社員は出社していても戦力としてはカウントできないような状況が起こり、再び悪化してしまった場合の対処法にも困難が生じる。例えば、復職の場面で、人事や上司から見ればいまだ療養不十分と感じられる状況でも、主治医診断書の内容に基づきその従業員の要求通りに復職させてしまうようなケースがある。このような場合に、早期に悪化した際の責任がどうなるかが事業者側としては気になるところだが、苦労して対応していても事業者側に法的な責任が生じてしまう*1など、十分な検討なく「医療的」な考え方を職場に持ち込んでしまった結果、事業運営リスクに医療リスクを上乗せしたような、リスクマネジメント的には極めて管理不良な状況になってしまう。*1全国労働基準関係団体連合会編、人事・労務管理シリーズ-過重な労働と時間管理編-、労働調査会、p.190-192、2006. <療養から復職支援まで自動的に運用>高尾メソッドは、上記で解説した従来のメンタルヘルス対策の課題を解消すべく、「職場は働く場所である」の大原則に基づき、メンタル不調者の対応を特定の手順、書式シナリオなどを整えて適切な運用をしている。大原則とは、①通常勤務ができているかどうかを判断する ②通常勤務ができていないと判断した場合は休ませる ③配慮的通常勤務は慎重かつ限定的に行う-である。これらの原則を基に療養から復職支援までの手順・様式を提示、また面接シナリオも用意しているため、人事労務担当者が自動的に運用することができる(詳細は下記の資料を参考)。 <自治体における展開>高尾メソッドは決して職員を「辞めさせるため」のものではなく、「しっかりと働いてもらうため」の手法であり、直近の全国の自治体を対象とした調査ではおおよそ2割程度の自治体で、すでに認知されるようになっている。また、安全と健康フォーラム第127号では、いわゆる「リハビリ出勤制度」を廃止した埼玉県志木市のインタビュー(廃止した真の狙い)を紹介している。他にも吉備中央町・玉野市・赤磐市でのモデルケールに加え、立川市などの自治体にて採用されている。 <自治体に特化したメンタルヘルス対策を>日本家族計画協会では、「自治体職員のメンタルヘルス」に着目し、担当者向けセミナーや情報提供を行っている。そこで本会では、高尾メソッドを活用した自治体におけるメンタルヘルス対策の仕組みづくりから運用・対応までを習得できる研修会を開催しています。「メンタルヘルス対策の運用が分からない」「運用を見直したい」自治体はもちろんのこと、「今は休職者がいないから問題ない」と思っている担当者の方も、今のうちに運用方法を決めておくことで、休職者が出た際にスムーズに対応することができます。他の自治体担当者とのディスカッションやワークを通じて明日から使える対策を学びたい方は、ぜひご参加ください。 ▼第3回自治体向けメンタルヘルス対策セミナー(2025年5月15日~16日)https://jfpa.manaable.com/login/5fcece83-0bc0-4d79-ac49-f697eb0d26bc/detail 高尾メソッドに関する参考資料はこちらから 安全と健康フォーラム(2022年8月号から連載中:全9回予定):以下はインターネットからアクセス可能 第122号 第123号 第124号 第125号 第126号 第127号 第128号 第129号 第130号(https://www.jalsha.or.jp/pub/pub01/) ビジネス・レーバー・トレンド(https://www.jil.go.jp/kokunai/blt/index.html) 2011年7月号 2012年5月号 2014年9月号 2015年9月号 2019年1−2月号 2021年12月号  ※本記事は2024年6月11日に健康チャンネルで公開された「第1回自治体向けメンタルヘルス対策セミナー開催にあたり「業務遂行レベルに着目したメンタルヘルス対策」について講師がまるっと解説!」の内容を一部再掲したものになります。 【今なら職場のメンタルヘルス対応のキホンが無料で学べる!!】第3回自治体向けメンタルヘルス対策セミナーの開催を記念して、職場でのメンタルヘルス対応について、業務的な視点から整理し直しどのように対応していくべきか、高尾メソッドの一部を無料で動画公開します。 【動画の内容】(15分程度)・二つの健康管理(業務的健康管理と医療的健康管理)・業務遂行レベルに着目したメンタルヘルス対策について ▼お申込はコチラから(2026年4月30日まで)https://jfpa.manaable.com/login/7c7f449c-6a69-463b-a16b-e1a863440953/detail ※ただし、5月15日~16日に開催される「第3回自治体向けメンタルヘルス対策セミナー」の開催要項を事前にご確認の上、内容に関心のある方(受講を検討いただける)のみ無料動画のお申込みをお願いします。

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こども家庭庁「こども・若者総合調査(令和7年度)」の結果を公表

 こども家庭庁は、全国の10~39歳(令和7年4月1日現在)の男女20,000人を対象に、こども・若者のウェルビーイングに関する調査を行った。本調査は、「人生観・幸福感・居場所等」「他者との関わり方」「社会参加・将来像・自身や周囲の状況」「困難に直面した経験等」「相談・支援」等に関する設問から当事者の置かれた現状を把握するものである。 調査結果では、自己認識や今の幸福感において全年齢層で肯定的な回答が多いものの、孤独感については、「孤独であると感じることがある」者の割合が、年齢が高い方が高くなるといった傾向も見られた(15~39歳:49.8%、10~14歳:24.2%)。 このほか、15~39歳における生活満足度の高さと「尊重してくれる人の有無」「周囲の大人の様子」「自由時間の充足度」「心身の健康」「困難に直面した経験の有無」「安心できる場所の数」「家の暮らし向き」「困難や悩み事の数」との関連性も示している。 ▶詳しくはコチラこども・若者総合調査(令和7年度)|こども家庭庁こども大綱|こども家庭庁

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緊急避妊薬 OTC医薬品「ノルレボ」発売

 2月2日、緊急避妊薬「ノルレボ」(第一三共ヘルスケア)が、OTC医薬品として発売された。  医師の処方箋なしに薬局で購入できる。国内臨床試験の結果によると、性行為から72時間以内に女性が服用することで、81%の確率で妊娠を防ぐ効果がある。  かねてより厚生労働省検討会の構成員を務めてきた本会会長北村邦夫は、「これほど、医療機関受診を求められるOTC薬はない。入手のきっかけは薬局だが、16歳未満、暴力、妊娠が否定できないなどでは、全て『医療機関受診』を勧められている」と述べている。 これまで緊急避妊薬は、避妊しなかった・できなかった、コンドームの破損やレイプなどのアクシデントがあった際の、最後の避妊手段として位置づけられており、医療機関での受診が必要であった。  今後は、女性の緊急避妊薬へのアクセスしやすさ、女性が妊娠するかどうかを選べる権利が広がると期待される。ただし、妊娠阻止率は100%ではないため、日常の避妊法として使用することは推奨されない。  取り扱い可能な薬局には条件があり、厚労省HPで公開されている。 詳しくはコチラ ▶緊急避妊薬の調剤・販売について|厚生労働省